死刑台のエレベーターの4人

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ルイ・マル監督が初めて作った映画。
1958年公開だそうだ。

印象に残っていること

ジャンヌ・モローが夜の街並みを
うつろに歩くシーン
クルマも誰に何を見られ思われようと意に介さない。

今は、手振れしないカメラで街歩きの番組さえあるが
当時の手持ちカメラ撮影で成し遂げた撮影監督アンリ・ドカエは
凄いなと思う。
太陽がいっぱい や シベールの日曜日も彼だ。
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マイルス・デイヴィスの音楽・・
ブルーレイで発売されたものを見ると 、鮮やかな音響が
サスペンスの鼓動にもなる。

冒頭から、エレベーターに閉じ込まれるので
もうラストまで、夫を殺す二人の退屈な話かと思わせるが
伏線があって
もう二人の恋人に繋がって
ストーリーは広がっていく。

ラストの
リノ・ヴァンチュラが良い。
そして現像された写真には
殺害された夫の夫人とジュリアンが愛し合っている
証拠がはっきりと映し出されていた。
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モーリス・ロネはジュード・ロウに似ているなあ。
だから、リプリーでの役は適役だった。
でも、ドロンの役をなぜマットが演じたのだろうか???
それはさておき

フランスの香りがする引き込まれる出だしと
終焉の爽やかさ

アップやスローやワイヤーや細切れ編集で
驚かせる昨今の映画が
いかに薄っぺらいかを
わからせてくれる秀作だ。
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ただ、一言
ストーリーとして
なぜロープを取りに行くときに
守衛に 『ちょっと忘れ物を取りに来た』と言って
片づけることが出来なかったのか???
そこが、ひっかかる。
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by arthiropon | 2013-03-15 00:25 | 仏フィルム・ノワール  

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