珠玉の反戦映画 ひまわり

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1970年日本公開の時に見ているのだから
中学生のときだ。
停電の中、再会した二人のシーンで
赤ん坊の泣き声
思わず泣いてしまった記憶がある。
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哀愁の名曲・・サウンドトラックLPを買い
その数十年後レーザーディスクも買った。
いまだブルーレイは未発売だが
先日ニュープリント版DVDで
十数回目の鑑賞をした。

なぜ反戦の名作の題名が ひまわり なのか?
それは、この土に大勢の兵士が穴を掘らされ
殺されて埋められて
戦後向日葵の種が植えられて
一面のヒマワリ畑となっている背景があるからだ。

イタリアは同盟を結んだドイツに協力して
約10万人の兵をロシアに派兵した訳で
ほとんどが殺されて、
戦後イタリアに無事帰国できたのは1.2万人のみだったそうだ。

同胞・・同じ人間に対して
このような行為が、残念ながらいまだ一部地域で行われている愚かさ・・・。
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極寒のロシアで 自分が壊れてしまったと語るアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)
相思相愛だった彼の 
ジョバンナ (ソフィア・ローレン)を見る 哀しみで凍りついた目

駅のホームで ようやく彼を見つけ、駅舎に駆け込み大泣きする彼女
戦地に送り出した同じ駅で 別れの見送りをしなくてはならないジョバンナ

何度見ても 目が潤む。
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日本の反戦映画と違うのは
すべての美しさが映画として整っていること。
ヘンリー・マンシー二の音楽は あまりに美しい。
二人の名演と
マーシャ を演じた 戦争と平和のヒロイン、 リュドミラ・サベーリエワの名園
コミカルな 卵やイヤリングのシーン
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人間の条件のように
見た後に ただただ気が滅入るのではなく

二人の愛を引き裂く、こんなことはあってはいけないとの
高揚したメッセージをきちんと受け取れる。

ひまわり・・
永遠の名作です。
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by arthiropon | 2013-04-06 12:36 | Ⅴ・デシーカ  

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