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グッドシェパードに見る秘密国家の驕り

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ロバート・デニーロがメガホンをとったことでも
公開当時(2006年)話題となった映画。
劇中で、こんな会話がある・・
なぜCIAにTHEを付けないのか?との問いに
神に GOD に THE を付けるかと聞き返す。
我々がいるから一般国民は守られているんだという考え。
そのことから来ている映画の題名 グッドシェパード。
イエス・キリストの言葉 『私は りっぱな(良き)羊飼いです Good Shepherd 』を引用している。

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1960年代のキューバ危機と ピッグス湾事件に絡んだ
米ソの秘密裏に遂行されたスパイの実話を基に作られた映画なのだ。
潜入しているスパイ、二重スパイを見つけて捉えるために
誰も信じない人生を送ることになり、当然家庭はボロボロ。
罪がないのに嫌疑をかけられて、命を奪われる人も・・
しかし、報道などで明るみになれば、政府はけっして
命じても関わってもいないと主張。
秘密保持は、権力の驕りがリンクしたら、とんでもない方向にも行きうるのだ・・
そんなことを訴えたかったのではないかという気がした。
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当初、主役をディカプリオにさせようと、デニーロは考えていたようだが
ディパーテッドの撮影が重なって、マット・デイモンになったらしい。
出演者全員が見応えのある演技をしていたが、
フレデリックス教授を演じた マイケル・ガンボンが特に光って感じた。
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by arthiropon | 2013-04-14 16:42 | ホームシアター  

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