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ターミネーター4のSF映画を超えた現実感

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TERMINATOR SALVATION(救済)
昨夜、入間のアイポッドで観た。

監督が、2000年に映画化された『チャーリーズ・エンジェル』のマックGだと聞いて
大丈夫かよと実は内心思っていた。
というのは、前作のアクションシーンは、ありえない、リアル感の無いCG合成と
香港的な超スローアニメ映像のオンパレードで、私的には相当不満があったからだ。

それが今回は、まるで『プライベート・ライアン』を髣髴させるような
リアルな戦闘シーンで よけいな甲高い音楽も挿入されず シルバーカラーの渋い
ダイナミックな映像表現で、SF映画を超えた現実感があって
私たち二人とも、いつの間にか力が入って、身体がターミネーターのように固まっていた(苦笑)。

T3の設定・・女刺客が ごっつう強い という単純さに比べて
T4は、人間模様が描かれていて重厚だ。
ターミネーター自体も、バイク追跡型様々な形の「モトターミネーター」など新バージョンが登場して
スリル満点。「ハーヴェスター」という戦闘機のようなものはT2でも登場していたが
今回それが人類捕獲型ターミネーターだったと納得した。

特殊メイクの老舗元治スタン・ウィンストン亡き後、どういう展開になるのかと
思ったが、メイクは臨場感が今ひとつだなあと感じた。でも、参加していない亡き彼の名前が
ロールオーバーの最初に出たことは、前3部作の彼の実績を称えたことで素晴らしい。

VFXのILMとイメージワークス・インディア は目を見張る躍進を遂げている。
リアルとしか言いようが無い。
大爆発のときに ヘリが飛べるのかなど???もあるが、それはILM側の責任ではないよね。

シュワちゃん無き後 SALVATION(救済)となる人間寄りのTERMINATORマーカス・ライトを演じた
サム・ワーシントンがかっこいい。
中盤から出て彼を愛する女性ブレアを演じるムーン・ブラッドグッドが素敵だった。
終盤でついに登場する最新式ターミネーター(T-800)・・えっ絶句
若い頃のシュワルツェネッガー?など様々に楽しめる内容となっている。
バットマンが好評なクリスチャン・ベールは、ジョン・コナーを演じることで順風な日々を送ることだろう。
しかし、太陽の帝国のあの少年がと、よくずっと続けてきたと感じる。渋くなった。

過去、現在、未来が入り乱れるストーリーなので、いくらでも続編が作れそうだが
すでに第5作の製作準備が開始され、T4~T6までが新3部作だそうなので どこまでいくのでしょうか?
ロッキーはロッキ54と、タモリが言っていたが(笑)。
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by arthiropon | 2009-06-28 11:49 | 洋画 映画館  

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