カテゴリ:洋画 映画館( 23 )

 

撮影の美しき臨場感、レヴェナント:蘇えりし者

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復讐劇ということで、ビデオでも良いかなと思っていたが、
この撮影された映像世界は、映画館でなければ味わえないものだった。
それは【ゼロ・グラフィティ】と同様エマニュエル・ルベツキ による撮影の美しさ。

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昨今の映画・ドラマは、やたらコマ割りが多く、落ち着きがなく、
わざとカメラを不安定に動かす。びっくりさせる音とポイントスローが多すぎてうんざり。
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本作は、息が当たったかのように近い映像だが、自然光に重点を置き
主人公が置かれた環境、見上げた空、樹木のざわめき、風の揺らぎなど
生々しい臨場感が伝わってくる。レオの見事な演技・・受賞は当然と言いたい。
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坂本龍一参加の音楽と音響、【ILM】のsfxもどこからかがわからない素晴らしさだ。
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「レヴェナント」は一度は死を経験し黄泉の国から戻った者を意味するらしいが
自分も今まで同様打たれ続けているけれど、主人公ヒュー・グラスのごとく打たれ強くありたい。
ユナイテッドシネマ・入間で鑑賞。
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by arthiropon | 2016-05-02 23:03 | 洋画 映画館  

新宿ミラノ座 ありがとう。

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シネコンばかり、複合の映画館ばかりとなってしまった現代。
1000席以上の大型スクリーンで見ること・・
これが自分の映画鑑賞のイメージだったが
新宿ミラノも、今日で閉館・・寂しい限りだ。
始発までここでオールナイト上映を、数限りなく見た。
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印象的なのは、ブルース・ブラザース
地獄の黙示録
007 オクトパシー
スタッド
アンドロメダ
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隣接の名画座ミラノも好きで、ゴッドファーザーもここで見た。

とにかく 60年間お疲れ様でした。
思い出となるような 時を ありがとう。
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by arthiropon | 2014-12-31 19:45 | 洋画 映画館  

雪わり草・・秩父の記録的大雪で思い出した映画

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秩父の観測史上ダントツとなった2014年2月の大雪
私の裏地は 1m以上の積雪があった。
芦ヶ久保で雪崩が起きて、道路は寸断。鉄道も止まって
文字通り、孤立した。
そんな時に思い出したのが、この映画だった。
私が吉祥寺の二本立て映画館・・
たぶん吉祥寺オデオン座だったと思うけれど
40年以上前に見た映画がこれ
BARNEN FRANN FROSTMOFJALLET だ。
スウェーデンでは、とても有名な教育書で
1945年制作で日本公開が1970年が最初らしい。
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白黒で、あまりに悲しい映画だと思ったが
今でも覚えているのは、雪割草がアップになるシーン。
苦境にもめげず、親がいなくても
兄弟で励ましあって、生き抜いていく・・
辛いことの中に、里親から受ける違和感などは皆無・・
皆良い人と描かれている。
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音楽が、とても素晴らしく、確か、FMで流れてきたサントラから
興味を持ったのが、劇場に行ったきっかけだった。
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by arthiropon | 2014-02-24 19:24 | 洋画 映画館  

ゼログラビティ 命あることに感謝する3D映画 

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私は、3Dには否定的な人間だ。
ヒューゴ・・はアイマックスシアターまで観に行ったが
映画は好きだが、3Dは必要性を感じないばかりか、
安物の薄っぺらく交差する紙芝居を見せられている感じがして不愉快だった。
大スクリーンといっても、昔のシネラマや新宿プラザの高級感は、全くない。
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その否定的な私を驚かせたのがこの映画、ゼログラビティだ。
無重力状態という意味の題だが、
約1時間半、映画を鑑賞したと言うよりも、共に体験したという、あっと言う間の
出来事に感じた。
それは、これ見よがしの、驚かせるための3Dとは本質的に違うからだろう。
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主演のジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロック
ほとんどが彼女一人の、無駄が無い 講釈的なところが無いストーリー展開も素晴らしい。
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帰還した彼女が言う言葉に、今 自分が生きていること
命あることに感謝する気持ちに 共にさせられる 体感映画だった。
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フランスの監督、アルフォンソ・キュアロンの作品は、
トゥモロー・ワールド、パリ、ジュテーム、パンズ・ラビリンス、ハリ・ポタなど、4つ見ているが
今回の緻密なCGは、ハリウッドらしい力作となった。
これは、映画館で見るべき映画です。
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ただ、いかんせん3Dメガネは嫌いだ。
画像が暗くなり 本来の色合いから濁るのだ。改善すべきだと思う。
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by arthiropon | 2014-01-07 10:21 | 洋画 映画館  

『ダイ・ハード/ラスト・デイ』不死身すぎるマクレーン

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予告編がとても興味深く作られていたので
6年ぶりに ジョン・マクレーンに会いに行った?

良かった点は
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冒頭のカーチェイスにはド肝を抜かれる。
大半はCGに違いないと 引いていたが
監督ジョン・ムーアによると、使われた実車は650台で
その内132台は廃車処分となり、残りも大破している。
撮影で使われた車の総額は1100万ドル(約10億円)だそうだ。
クレーンで吊って落下させて合成というメイキングも見たが
運転する人間も実際いたのだから凄い。
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コマロフの娘イリーナ を演じた ユーリヤ・スニギル が印象深かった。
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くだらない評論家になりたくないので マイナス面は書きたくないが

今までのマクレーンなら、3回は死んでいるはずの目に遭っているのに
ガラスの破片の路面も
放射能汚染も平気
今までの感情移入は ほぼできないほどの不死身となってしまったのが残念。
あんなに簡単に中和され得る放射能なら、苦労も涙も無いだろうに・・・
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by arthiropon | 2013-02-23 04:51 | 洋画 映画館  

他人が言うことや群れではなく自分を信じる『アウトロー』

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アウトローというと、クリント・イーストウッドの西部劇を思い出す。
劇中テレビでかかる西部劇がそうかと思ったら
これは、グレゴリー・ペックの『大いなる西部』。

lawは法律、
outは倒すだから、outlawは無法者とうことになる。

しかし犯罪者という意味に必ずしもならないのは
法律(ロー)が、社会的価値観という意味に広げていくと
社会の風潮や常識に流されず、自分の感性や知力を信じるもの
ということに<アウトロー>は解釈できるかもしれない。
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しょっちゅう、メールや携帯をかけまくっていたり
ソーシャルで、他人が書いたり報道されていることを
ペーストしてじゃんじゃん流している
深みの無い
言い換えると ペタンとした、簡単に流される風潮の現代社会。

アウトロー主人公
ジャック・リーチャーは、もっと広い視野でものを見ろ と語る。
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面と向かって相手に対し、身体をはって挑んでいく。

なぜそう思うんだ?
だれだれさんが そう言っていたから
・・・そんなのは
自分だけの人生を生きている『その人』の答えになっていない。

先入観を持たずに考えてみろと
ジャックは問いかける。
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自らの 言い訳しようとする心にではなく
正直に、自分を貫いていきたいと思う人には
メッセージとなる映画だろう。

驚いたのは
ドイツの重鎮、ベルナー・ヘルツォーク監督が悪役で存在感を出しているということだ。
よく承諾したなあ。さすがトムだ。

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by arthiropon | 2013-02-04 00:25 | 洋画 映画館  

ダークナイトライジングで爽快アン・ハサウェイ

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前作、前々作に続いて、クリストファー・ノーラン監督による
ダークなバットマンが描かれた映画。
全体的に重々しく
街の闇のみならず、
心の深淵にある葛藤や弱さという
精神的な闇も含め
それを乗り越えて初めて強くなるというテーマ設定だ。
死体を見せしめで吊り下げたり
氷の上を渡らせて死に至らしめるシーンなど
そこまでそのまま描く必要があるのかと
首をかしげたりもしたが
2時間45分を見切ったことは、演出の優を感じる。
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ロビンは、もっと若い印象が合っている気がしてしまうが
流れとしては 良くできていると思う。
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出色は、キャットウーマン演じる アン・ハサウェイだ。
派手目の顔が役柄に似合い、伸びやかな肢体と動きには
驚かされる。
カッコイイ 
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バットモービルは、空を飛ぶブルーサンダーのようになってしまったが
前作から登場し、実際に走行可能に制作されたバットポッドなるバイクは
今回さらにスケールアップ。
アン・ハサウェイが乗ると さらに爽快。

マリオン・コティヤールの悪役ぶりも見ごたえあり。
ペイン役も良かったが、なにか怖いばかりのような気がする。
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一番気になったのは
核で ゴッサムシティを全滅させて 自分たち(悪者)が支配すると
うそぶく設定に・・・
被爆していない国の発想とは こんなものなのかなと感じてしまったこと。

被爆なんて そんな簡単ではなく
汚染も何世代いも影響するもの・・・
爆発させた者たちも、食べるものさえ安全でなくなるのだ。

こういうストーリー設定が出来上がること自体
被爆という感覚は低く、ひとごとなのかなあって
感じてしまった。

全体的には とても見応えがあった。
クリスチャン・ベールも、太陽の帝国の子役から
よくここまでの役者として目が出て 本当に良かった。
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by arthiropon | 2012-09-03 20:53 | 洋画 映画館  

崖っぷちの男 は人間を描いたアクション


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最初から高層ホテルの窓から出て
崖っぷちのシーンとなって
ともすれば単調になりがちの映画だが、
小気味よいテンポで進んでいく。
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ストーリー的には、交渉人 に類似しているが
女性刑事 エリザベス・バンクスが素晴らしい。
アバターのサム・ワーシントンも屈しない表情が良い。
悪役をエド・ハリスが演じると、緊張感が画面にみなぎる。
ジェネシス・ロドリゲスのサービスショットもあるが
全体的には、アクションであって、あきらめない人間劇だ。
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今回、一番気に入ったのは、父親役になって良い味を出している
ウィリアム・サドラー・・・
この人・・ダイハード2 のみならず
だいたい執拗な悪い奴なんだが
いやあ、良いね。渋くて味があるな。
崖っぷちに立たされ、巨悪で封じられても
必ず見ていて、
助けを差し伸べようとする人はいるのだと
思わせてくれる映画。
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by arthiropon | 2012-07-24 21:49 | 洋画 映画館  

ニューイヤーズ・イブのデニーロは命を演じる

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アメリカで起きた911の大惨事
日本で起きた311の大惨事
平穏な生活の最中に突然起きる災厄を
身近に見て
親しい方が亡くなっていくと
今ここで教授している恵みと
繋がって励まし支えてくれている方々の
健康と命を
願わずにはいられない。
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ロバート・デ・ニーロが演じた死を間近に控えた入院患者
疎遠になっていた
一言が言えなかった娘ヒラリー・スワンクとの会話のシーンは
この映画のアンカーとなった。

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ラヴ・アクチュアリーの二番煎じと思えた
ヴァレンタイン・デイだったが
今回も やはりなあ・・と。
登場人物が多すぎて、途中で眠ってしまった。

でもよくまとめたなあという感じだ。

ザック・エフロン・・・うーん、やはりダンスは上手いなあ。

幸せのレシピの子供、アビゲイル・ブレスリンも成長したものだ。
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by arthiropon | 2012-01-02 14:22 | 洋画 映画館  

ツリー・オブ・ライフ 水を枯らさない家族

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昨夜入間市アイポッドで観た。
まさか恐竜まで出てくるとは思えなかったが
神が創造した人類に
神は何を望んでいるか
正しいこととは何か
悪を許し、善を行う者は苦しむ不条理
家族
父親と息子の確執
母の深い愛
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木を植えて枯らさないこと
足に水がつかること
緑あふれる樹木

そうした諸々が
成長した長男の回想的なシーンを挟んで
宇宙的に描かれる。

テレンス・マリック監督作品なので
もっともっと映像交差かと覚悟していたので
意外と観やすかったが
配役と共に動くシーンが多く、映画館の画面的には目が疲れた。
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恐竜が相手を踏みつけて
それから去っていくシーンは
性格も人格も違う兄弟を象徴するように見えた。

ブラッド・ピットが父親役を枯れて演じているが
やっぱり『演じている感』は拭えない。
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母親役のキム・ベイシンガー似のジェシカ・チャステンが良かったし
子役特に長男のハンター・マクラケンも良かった。
この子は、女優ヴィノラ・ライダーに極似だと思う。
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by arthiropon | 2011-08-15 12:44 | 洋画 映画館