カテゴリ:ホームシアター( 29 )

 

悲しみは喜びへの切替・インサイドヘッド


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人間がオギャーと産声を上げてから、脳内(インサイドヘッド)には
どのように記憶や思いが組織されていくのか・・
5つに大別される感情・・ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカなど
特に多感な子供の頃は、そうした多くの葛藤の中で成長するのを描き、
これはあなたの映画です がコピーキャッチフレーズ。
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ピクサー制作のディズニーアニメ映画では、
【カールじいさんの空飛ぶ家】以来、映画館で見たいと思った映画。
ピーター・ドクター監督の11才の女の子に実際に起きたことを元に作られたもので、
細やかではあってもアニメの大胆で自由な描写が光る。
昔、ネクラ、ネアカなどという、軽薄な言葉が流行ったが、
物事を深く考えたり、本気で悲しんだりするから、新たな一歩が踏み出せるのだ。
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前向きに生きるということは、悲しみに呑み込まれはしないけれど
傷つく心を否定するものではないのだと、気づかせてくれる。
素敵な映画。竹内裕子(ヨロコビ)、大竹しのぶ(カナシミ)・・
ぜんぜんイメージ違うけど上手いです。wowow視聴。
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by arthiropon | 2016-05-11 00:03 | ホームシアター  

あいときぼうのまち 原子力と福島の関わり

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WOWOWで鑑賞。
亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル) の曲がかかる中
ラストは目が潤んでしまい、こちらを見つめる牛の目を
正視できない哀しみ・・なんということをしてしまったのか。
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福島県出身の脚本家・菅乃廣が監督したこの映画
多くの人が制作に反対または協力しなかったなかで
夏樹陽子さん、勝野洋さんが なにかできることをと主演したのは
勇気あることだった。
監督やストーリーや詳細は、こちらのサイトに出ているので
私は 感じたことだけを書こう。
http://www.u-picc.com/aitokibou/index.html
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驚いたことは、福島県で第二次世界大戦の最中に、無防備な状態で
日々ウラン採掘を、学徒動員でさせられていたということ。
当時、日本も原爆をアメリカに投下しようと計画していたらしい。
この1945年から約70年後の2011年3月11日が訪れるまで
日本の原子力政策に翻弄された福島在住の4世代一家族と
周囲の姿を・・
原発推進派につかなかった家族が村八分にされる様子も描かれていた。
原子力 明るい未来のエネルギーという標語が
皮肉に空しく響く。
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時代の流れには逆らえない
日本の未来のために必要
差し出された東電からの金に、迷いもしない人々。
迷う人に圧力をかけて、必要説を唱える人たち。
今も その愚かな図式は変わっていない。

早く 一刻も早く
利権の亡者たちの手から この国が救われますようにと願う。
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by arthiropon | 2015-03-15 01:59 | ホームシアター  

ジャージー・ボーイズ 君の瞳に・・ベイビー

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昨年映画館で見損なったと思ってる矢先に、
ブルーレイでレンタル出来て、早速見た。
見たかった理由は、
Can't Take My Eyes Off You 『君の瞳に恋してる』
亡き父親が、S盤アワーの話をよくしていて、
ラジオでオールデイズをよく聴いていたせいか
映画 ディア・ハンターのビリヤードシーンで、この曲がかかった時
こうしたメロディ回しが懐かしいという印象だった。
実際には、ベトナム戦争で、若者が駆り出され始めていた頃ヒットしていたわけだから
1960年代後編の事で、自分は中学進学の頃だ。
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これを歌ったのがフランキー・ヴァリだということは、なんとなく知っていたが
シェリーも同じ人だとか、もとは、グループ フォーシーズンズだったとかは
正直この映画を見て、初めて納得した。

それ以外にも、多くの知らないことがあったのだが・・
1 これがもともと、ミュージカルなんだということ
2 なぜ フォーシーズンズとう名前が付いたのか
3 ジャージー履いてるのは、boys じゃなくて オジサンだよね
4 知ってる俳優って、C・ウォ―ケンくらいだけど ってね。

ニュージャージー州出身のメンバー、Jersey Boys
こんな簡単なことから付いたネーミング The Four Seasons
そして、ベイシティローラーズの持ち歌と思っていた バイバイベイビーも
彼らの物だったとは驚いた。(映画ラヴ・アクチュアリーでもかかる)。
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クリント・イーストウッド監督は、基本的に執拗なダメ出しをしないらしい。
選ぶ俳優やスタッフのセンスを信じ、目利きなんだろう。
ミュージカルで実際に演じていた役者さんを、多く本作に起用している。
フランキー・ヴァリ -役のジョン・ロイド・ヤングの声のままで
あてレコでないとは恐れ入った。
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嬉しかったのはラスト。
イーストウッドの発案で、舞台のフィナーレを全員でやろうということになった。
監督も練習したが、出るべきじゃないと言って、出なかった(笑)。
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人気が出ているとき、多くの人が羨む時に
家族が崩壊し、娘が麻薬に手を染めて死んでしまう。
親友との経済問題もあった。
男は、家族を食べさせなくては・・誰のために働いてんだよ・・いなくてもしょうがないだろ
となりがちのが多いが、実際は養い養われてもいる、絆を満たさなくてはならないのだ。

そんな失意の中、ボブ・クルーから提供された曲が、
Can't Take My Eyes Off You 『君の瞳に恋してる』だった。

人生はドラマチックだ。
意外と、主役を演じている本人
真っただ中にいる本人は、そのことに気付かずに
目先の困難に意気消沈するものなのかもしれない。

ディア・ハンターつながりでの出演ではないが
クリストファー・ウォーケン 、良い味出してました。

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by arthiropon | 2015-02-22 19:20 | ホームシアター  

マイティ・ハート/愛と絆と要注意ショック・ドクトリン

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公開された翌年(2008年)レンタルで見ていたが、再度見た。
今この時期に・・湯川氏や後藤氏に起きた この時期に、
この映画を見るのは辛かったが、見るべきだと思ったのだ。
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2001.9.11の翌年、中東パキスタンで取材中だった
ウォール・ストリート・ジャーナルのユダヤ系アメリカ人ジャーナリスト、
ダニエル・パール(Daniel Pearl) さんがインタビューの罠にかかり、
テロ組織に誘拐・殺害された 事件。
救出に努力した、身重の妻マリアンヌ・パールが書いた手記を
ブラッド・ピットが制作し、
マイケル・ウィンターボトム が映画化したものだ。
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当時は、you tubeも無く、捜査当局にビデオが送られてきた。
マイティ・ハートのマイティとは、揺るがない強さを表していると思うが、
彼女が言う強さとは、対テロとか そういうことではなく、
むしろ 一個人の強さ、揺るがない愛の強さを表している。

ダニエル殺害を知ったほんの数日後に、
御主人を殺害したパキスタン人をどう思うかとの質問に
『私はパキスタンを愛しています。
映画の中で(実際にも)、彼女は言います。
ダニー(ダニエル)のほかに10人の人が亡くなっているけれど、
その人たちはみんなパキスタン人でした。
つまりパキスタンの人たちも私たちと同様に苦しい思いをしているのです・・
テロ組織も世界中にあるテロから、船頭を受けたり、貧困に付け込まれたりしているのです。』
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国連難民高等弁務官事務所 (UNHCR) の親善大使を務める
アンジェリーナ・ジョリーが語っていることは重要です。

「いまの世の中は人を簡単に判断しすぎるし、恐れを抱きすぎる。
私たちは世界でいろいろなことが起こっているって理解するために、心を開く必要があるわ。
急いで物事を判断すべきでない。
人種や宗教で、人々を一様に判断すべきでは絶対にないの。」

劇中で、ダニーの友人が、ダニーを誘拐した奴らを
逆さ吊りして棒で叩きのめすのを(当時のパキスタン警察の追及拷問)
ぜひ見たいものだ という言葉を 凍った表情で見るマリアンヌのシーンが
象徴しているが
ショック・ドクトリンに注意しなくてはならない。

真珠湾攻撃も、一説ではあるが、アメリカは事前に知っていた。
アメリカ国民が参戦に消極的だったので、あえて現地に知らせずに
攻撃させるままだった・・
その真偽はともかく、この事件の衝撃(ショック)から
やはり戦争だ、日本を潰せという道に辿った。
911の後、ブッシュ大統領は、平和の気運の方向性を変えることに成功し
愚かにも 大規模攻撃を仕掛けた。
日本は今、二人の人質殺害事件の後、やはり海外で自衛隊が乗り込めるように
するべきだという機運にある。

でもそうなれば、まんまとショック・ドクトリンの思うツボなのだ。

冷製に
本当の大切なこと
愛する人のこと
かけがえのない命のこと
自然界から受けている恵みのこと
そういたことに目を留め続けたい。

愚かな歴史を再度踏んではならない。
ネットの様々な報道情報に惑わされるべきではない。

と私は思います。
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by arthiropon | 2015-02-05 14:52 | ホームシアター  

邂逅 ・・めぐり逢いのオリジナルは 巡る。

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エンパイア・ステートビルがキーワードというか
大切な場面となる映画 めぐり逢いは
たくさんのリメイクやヒントを得て拡げた映画が作られてきた。

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アレンジリメイクで有名なのは、1993年公開、トム・ハンクス と メグ・ライアン主演の めぐり逢えたら
ここでオリジナルとされ映画は、1957年ケーリー・グラントとデボラ・カー主演のものだった。

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1994年ウォーレン・ビューティが制作して、エンニオ・モリコーネが美しい曲を提供した同名映画も良かった。

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2002年 カトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランス映画、逢いたくて  印象的だった。

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しかし、しかーーーし、本当のオリジナルは1939年に製作・公開されたアメリカ映画
『邂逅』(めぐりあい、原題:Love Affair)、。
アイリーン・ダンとシャルル・ボワイエ主演。
監督したレオ・マッケリーが自らカラーで1957年再映画化したのが、一番有名な『めぐり逢い』なのだ。

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あらためて見ると 昔のモノクロ映画は、ゆったりと温かみがあって良いな。
映像も脚本も 音も せかせかしていないんだ。
今は、大切なものを忘れていて
目先のことで 印象付けようとしているんじゃないかな?

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シャルル・ボワイエは好きなんですが、ガス燈で、バーグマンを追い詰める悪役が
印象的。
でも目に力があるので、この『邂逅』(めぐりあい で 真実を見抜くシーンが光っている。
ミシェルの祖母を演じている ロシア女優 マリア・オースペンスカヤが素敵だ。
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by arthiropon | 2015-01-26 23:05 | ホームシアター  

J・バリーの名曲に魅了される『ある日どこかで』

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自分は、あれ、今起きているこの光景・・夢で見た
そう思うことって、たくさんあるんです。
皆さんもですか?この人、逢ったことある、夢で
というのもあります。それで、この映画・・抵抗なかったんです。

ゴーストやオールウェイズのように、死の世界から逢いにという
シチュエーションではなくて、時空を超えて繋がっていた絆を描いています。
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この映画良いよと初めて聞いたのは、30年以上前の
一橋学園の線路沿いにあったビデオショップ。
バック・トゥ・ザ・フューチャーよりも早く、
タイムスリップを描いた恋愛映画。
でも、その頃からやたら、その手の映画が多くて
今は、日本でも他のアジアでも、何かと言うとそのネタ・・
ちょっと安易すぎるもっていきかたにさえ思うこの頃でした。
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そんな意識の中で、ようやく見ることになったのは
前回のアカデミー賞の亡くなった方のメモリアル映像のバックで流されていた
曲がとても美しく魅了されたからでした。
それが、ジョン・バリー作曲の『ある日どこかで』のサントラでした。
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ボンドガールを演じたら、その後良い映画に出られないとかのジンクスを破り
ジェーン・シーモアが適役を演じています。
スーパーマン俳優は大成しないと言う風評もありました・・
テレビのスーパーマン俳優は自殺しましたが、クリストファーのこの演技は良かったです。
監督は、スーパーガールも演出している ヤノット・シュワルツ。
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by arthiropon | 2014-10-06 23:26 | ホームシアター  

あまりに原作と正反対の ノア 約束の舟

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映画 天地創造から50年近く経っているので
どれほど緊迫感のある映像となるか楽しみにしていたが
憤慨して、途中で見るのをやめようかと思ったほどだった。
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自分は、批評家になったらおしまいだと思っているので
否定的な文言は、極力書かないできたが
この映画については、あまりに酷いので一筆書いた。
これでは、ノアが、孫を殺す殺人鬼のようだし
わざわざ箱舟に避難させた人間に、自害や殺し合いなど
命じられてもいない。
なら箱舟を作った意味も無い。
これほど曲解した映画は、見たことが無い。
ダーレン・アロノフスキー監督 のファイターやブラックスワンは好きなので
本当に残念だ。
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ジョン・ヒューストンが演じ、作り上げたノアと箱舟には
箱舟を舟の形にしてしまっている誤りを除けば
原作への敬意が感じられ、美しさもある。
ノア 約束の舟・・ここまで原作と正反対なら、まったく架空のものとして
ノアでも箱舟でもなく描くべきではなかっただろうか?
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by arthiropon | 2014-09-30 22:47 | ホームシアター  

本当の美を示す映画 LIFE

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コメディで有名な俳優ベン・スティラー が
製作・監督・主演した、意欲作。
主人公が見る白日夢の描写は、今時の ド派手なハリウッドらしく
お笑いセンスの彼らしい面白さだが、
最後の最後まで、見る人を引っ張る・・
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言いたいことが、ラストになって 余韻が残る。
私は、好きだ。
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美しいものは、自らを見せようとはしない・・
この言葉が、すべての 人生の答えとして
映画を貫いているのかもしれない。
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ひたむき・・それで良いのだ。
シャーリー・マクレーンのお母さんや
ショーン・ペンの写真家が良い。
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by arthiropon | 2014-08-14 21:57 | ホームシアター  

セッションズ実話の映画化、監督と演技者あっぱれ。

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ずっと見たいと思っていて、ようやくブルーレイで鑑賞できた。
ヘレン・ハントの体当たりオールヌード演技・・本当に自然だった。
本当に、その勇気と志・・あっぱれだ。
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身体障碍者・・この言葉は嫌いだ・・の性への自然で健康な欲求。
全身麻痺の彼が、38歳で童貞喪失に至るのに、関わった人々との実話。
私は、身障者展覧会なる題名の展覧会も・・なんだか卑下したタイトルに感じる。
良い作品は、健常者であろうと無かろうと関係なく 良いのだ。
この身体の状態だから、ちょっと出来は悪いけれど、それを考えれば・・という
展示の持って行き方は、発表する人に対して、私は失礼だと思うのだ。
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それはともかく・・この映画は、重度の障害(ポリオ)経験者の
ベン・リューイン監督が
ポリオで亡くなった、詩人の マーク・オブライエンが書いた詩と記事に目を留めて
監督自ら脚本を書いて映画化されたもの。
あっぱれだ。
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マークを演じた、ジョン・ホークスも素晴らしい。
魅力的な4人の女性に愛される・・マークが望んだ意味ではないが
彼女たちは、彼に心を動かされていた。
セックスを経験できたオブライエンは、約10年後に亡くなったが、
四人は葬儀に参列していた。
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メガネをかけた介護士ヴェラ 役の、ムーン・ブラッドグッド も良かった。
彼女が まさか、ターミネーター4の闘士だとは、まったくわからなかった。
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by arthiropon | 2014-06-10 23:27 | ホームシアター  

キャプテン・フィリップス ソマリア人の真実は何処に

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海賊船長役のバーカッド・アブディが、助演男優(英で受賞。米で候補)となったので話題となった映画。
ソマリアの漁師が、なざ海賊になるようになったのかが
掘り下げられることなく、フィリップス船長を英雄視するストーリーとなっている。
実際の船員にとっては、フィリップス船長は英雄ではなく
本来のルートではなく、経費節減の為に、この危険な航路を選んだ、悪い船長であると主張・・
現在、船員を危険にさらしたと船会社を相手に訴訟中らしい。
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映画の中で、アメリカは我々の海に平気で入り込み、みんな奪った というセリフがあるが
ソマリアにア沿岸警備隊を持たせない漁業海域は、外国人による乱獲し放題で
毒物や放射性廃棄物廃棄も捨て放題。
ソマリア人を大勢殺害していた政権や軍閥に、アメリカは過去、資金援助してきた背景・・
それがソマリア海域の海賊を産みきっかけとなった可能性は否めないだろう。
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ともあれ、トム・ハンクスの恐怖の表情の演技は秀逸だ。
ボーンシリーズの監督らしいカット運びで、中だるみしない
緊迫感ある映画になっている。

記事の内容は、こちらも参考にさせていただきました。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-c25e.html
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by arthiropon | 2014-04-07 09:24 | ホームシアター