カテゴリ:仏フィルム・ノワール( 4 )

 

死刑台のエレベーターの4人

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ルイ・マル監督が初めて作った映画。
1958年公開だそうだ。

印象に残っていること

ジャンヌ・モローが夜の街並みを
うつろに歩くシーン
クルマも誰に何を見られ思われようと意に介さない。

今は、手振れしないカメラで街歩きの番組さえあるが
当時の手持ちカメラ撮影で成し遂げた撮影監督アンリ・ドカエは
凄いなと思う。
太陽がいっぱい や シベールの日曜日も彼だ。
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マイルス・デイヴィスの音楽・・
ブルーレイで発売されたものを見ると 、鮮やかな音響が
サスペンスの鼓動にもなる。

冒頭から、エレベーターに閉じ込まれるので
もうラストまで、夫を殺す二人の退屈な話かと思わせるが
伏線があって
もう二人の恋人に繋がって
ストーリーは広がっていく。

ラストの
リノ・ヴァンチュラが良い。
そして現像された写真には
殺害された夫の夫人とジュリアンが愛し合っている
証拠がはっきりと映し出されていた。
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モーリス・ロネはジュード・ロウに似ているなあ。
だから、リプリーでの役は適役だった。
でも、ドロンの役をなぜマットが演じたのだろうか???
それはさておき

フランスの香りがする引き込まれる出だしと
終焉の爽やかさ

アップやスローやワイヤーや細切れ編集で
驚かせる昨今の映画が
いかに薄っぺらいかを
わからせてくれる秀作だ。
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ただ、一言
ストーリーとして
なぜロープを取りに行くときに
守衛に 『ちょっと忘れ物を取りに来た』と言って
片づけることが出来なかったのか???
そこが、ひっかかる。
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by arthiropon | 2013-03-15 00:25 | 仏フィルム・ノワール  

リボルバーのマーク・ストロングの涼しさ

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マーク・ストロング
の涼しい血の通った演技だけが救いだった。
それ以外は私の気持ちの入る余地が無かった。
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by arthiropon | 2011-02-08 12:39 | 仏フィルム・ノワール  

パリより愛をこめて のスピード感

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リュック・ベッソンが脚本に加わって
作られたピエール・モレル監督の映画

良かった点
カーチェイスの実際のスピード感が
CGではない迫力で迫ってきた.

ただ、残念ながら正直、最近のフランス映画
フィルム・ノワールには
閉口したくなる。

ターミネーターのように
向かうところ敵なしと
何十人も撃ち殺していくトラボルタ
あまりに強すぎて
引いてしまう。

相方は、躊躇して決断が出来ない
婚約者がテロリストで悩むという設定だが
臨場感を感じない。

渋い色香がただよう俳優もなく
スピード感だけは満足出来た映画でした。

気になった台詞
『説得しようとするな』
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by arthiropon | 2011-01-27 12:28 | 仏フィルム・ノワール  

閉じ込め潜水服・・ボビーは蝶の夢を見る

『潜水服は蝶の夢を見る』
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komoto hiroshi のコメント
今も ラストの崩れた氷山が 元通りにされるシーンを見て
目を潤ませ、拍手したことが思い出される。
彼が勇気と大いなる忍耐の継続によって成し遂げたことは
想定も出来なかった難病によって打ちのめされた“とき”を
取り戻したばかりか、多くの人に勇気と感動を与えた・・そんな印象を
この氷山が物語っているようだ。実話というのが凄い。
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ファッション雑誌『ELLE』の編集長、ジャン=ドミニク・ボビー
「ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)」という難病を体験した自伝が原作だが

本人の視点で見える光景、健康だったときの回想シーン、曲ラ・メールの入れ方で
いわゆる闘病記に終わっていないのは、監督ジュリアン・シュナーベルの手腕だろう。
左目の瞬きでアルファベットの文字を選び、20万回にも及ぶ瞬きで作った本
ボビーは、『ミュンヘン』のマチュー・アマルリックが見事に演じている。
ボビーの妻を演じるのは、どこかで見たと思ったら、
「フランティック」の妖艶美女エマニュエル・セニエだった。
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印象に残った台詞
ジャン・ドウ、私は貴方と共に海の底へ連れて行かれてもかまわない。
貴方は私の 蝶 だから
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by arthiropon | 2008-09-22 16:26 | 仏フィルム・ノワール