カテゴリ:ライヴの揺さぶり( 8 )

 

ペンギンとシロクマが歌い奏でる心の深淵。入間市アトリエ・ワタナベ個展にて

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2006年から入間市のアトリエ・ワタナベで
開催してきた花テーマの香本博個展ですが、今年で10回。
それを記念してして、ペンギンとシロクマが、ミニ・コンサートで
駆けつけてくれました。
http://penkuma.wix.com/penkuma
https://www.facebook.com/penkuma/?ref=ts&fref=ts
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ペンギン(ゑ川史子さん)とシロクマ(独酔舎さん)との出会いは
4年前のホンキートンクでの加川良さんのライヴのオープニングに遡ります。
ご縁があったんですね。
今日のお二人の、熱意の伝わるステージは素晴らしかったです。
311、食卓、観覧車のように、サラ・サラ・・どれも詩的でした。
良いアニバーサリーにしていただきました。
いろいろな楽器と透き通った声と深く響く声、美しい朗読
心に残りました。
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by arthiropon | 2015-12-19 22:46 | ライヴの揺さぶり  

秩父ホンキーで、濱口祐自&笹久保伸ライヴ

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一昨日は、夜7時から 秩父皆野にあるホンキートンクへ。
http://www.chichibu.ne.jp/~honky/
一年ぶりくらいかな・・
私の個展100回記念で演奏してくれた笹久保伸さんの
ライヴを聴きたい、聴かせたい(妻に)と思ったからだ。
http://d.hatena.ne.jp/artkomoto/20140619
先日こみに亭で聴いた、サンポーニャ奏者・青木大輔氏との
セッションも楽しみだった。
http://d.hatena.ne.jp/artkomoto/20150906
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濱口祐自さんは、知ってはいたが生で聴くのは初めて。
楽しい会話の中に、どんな曲もブルースギター曲にしてしまう
手腕は素晴らしいと思った。
自作の歌・・何も無い 何もない・・君がいる・・は
響いた。
笹久保伸さんのパワーアップした演奏・・そこに3つの
楽器奏者(ドラムなど)がいるのかと思わせる響き
素晴らしかった。セッションも熱気あふれるものだった。
サプライズでの、濱口氏との共演 コンドルは飛んでいく 
亡き父が好きだった曲が、会場に木霊した。
オープニングの完治郎さんの白い月、秀逸だった。
https://www.facebook.com/kanjirout
https://www.youtube.com/watch?v=yohJDF3HWRg
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by arthiropon | 2015-10-10 09:16 | ライヴの揺さぶり  

『ホンキートンク35周年プレミアム ライブ』 内田勘太郎 木村充揮の熱気

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昨日は、秩父市皆野町にある老舗ライヴハウス
ホンキートンクに行った。
『ホンキートンク35周年プレミアム ライブ』は
もと憂歌団のギタリスト 内田勘太郎さんと 
ヴォーカル 木村充揮さんの熱気の篭ったものだった。
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『天使のダミ声』と呼ばれた、無二の存在感・・
透き通った声ではないが
聴く人の内面に届く声だ。
あらためて、単なる綺麗さ というものと
心に引っ掛かる美しさ とは違うなと感じた。
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内田勘太郎さんの天才肌のギターは澄んでいるが
曲によって自在に変貌する。

まったく違うこの二人の個性が
不思議と互いを盛り立てていた。

人の・・作家の作品は
地と血に根ざしたもの・・根を張ったものが・・
響くことが多いのではないだろうか。

ライヴ終盤で歌う 内田さんの 美らフクギの林から
木村さんが歌う 天王寺
しみじみと熱いものに触れた感じだった。

LIVE HOUSE CHICHIBU HONKY TONK
今ではほとんどのライヴハウスが
スナックの負荷イベント要素として
行うのが多いが
本当に希少であり老舗なのだと感じる。
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by arthiropon | 2013-02-24 19:13 | ライヴの揺さぶり  

秩父ホンキーで染みた、ぼちぼちいこか2013

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秩父の皆野や大田で、泣いたような色の月を見る。
新鮮な卵の オレンジの黄身のような
でもなぜだか私には、哀愁を帯びて後ろ髪を引かれる思いがするのだ。
そんな皆野にあるライヴハウス、ホンキートンク...
オーナーの鈴木将晴さんが35年前に創造した
文化の灯り場。
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今夜のライヴは、上田正樹さん、有山じゅんじさんの
ぼちぼちいこか2013
染みるものがあった。
絵を描く作業は、孤独だけれど
時々どうしようもなく壁を感じる時もある・・時々と言うが
しょっちゅうかもしれない。
そんな中で、We Shall Overcome は染みた。

We shall overcome, we shall overcome,
We shall overcome someday;
いつの日か・・・

時代の風潮やメディアに左右されず、
自分を信じて裸になって生きて行こう・・そんな応援歌だ。

上田さんの第九も良かった・・
ベートーヴェンの歓喜の歌がブルースとなった。
おばあちゃん子と自認した上田正樹さんが
おばあちゃんを連れて行ってあげられなかった年末の第九への想いを込めて
歌い上げた・・圧巻だった。

有山じゅんじさんの『柿色の月』も
自分の想いやいら立ちや情けない気持ち・・
そんな裸の自分を正直に見つめた歌・・・
これも染みた。

まだ先日降った雪が溶けずに凍ったままの皆野だが
冷えた心に温かい風が吹いたのだった。
感謝。
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挽歌
個人所蔵
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by arthiropon | 2013-01-20 00:37 | ライヴの揺さぶり  

あがた森魚 しみじみと 秩父ホンキートンクライヴ

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昔 ガロという月刊誌を よく読んでいた。
(ゲゲゲの女房では ダダ として登場する)
COMが刊行されてから
火の鳥を夢中で読んで、
ガロは、暗いイメージだったが、なぜか
毎回気になって読んでいた。

そこに『赤色エレジー』という漫画があり
その頃、ラジオでよく流れていたのが
あがた森魚さんだった。
少年時代の私には、イメージは理解できても
リアルタイム年代としての気持ちは入らなかった。
あがた森魚さんは、私より7つ年上。
でも、昨夜初めて肉声で聴いたライヴの
しみじみとした歌声は、
私の心にスウウーと
素直に入ってくれた。
本当に感じたことを作って歌っている実感があった。

実は、今回のライヴには思いがけない接点があった。

今年、2回にわたって開催した 高円寺書林
あがた森魚デラックスのポスターがかけてあり
懐かしさを感じ、ずっとがんばっているんだなあと思った。

その後、ホンキートンクの鈴木さんから
ライヴのお誘いをいただき
『ウェル亀』の教授は、彼ですよと聞いて驚いた。
毎日見ていたからだった。

さらに、先日終了した北海道釧路市ジス・イズの個展
その42年の歴史をいまだ歩み続けておられる
小林東さんオーナーから
『あがた森魚さん還暦ライヴツアーは、ここ ジス・イズから始めたいと
いうことで、彼が申し出てくれたんです。それが今度、香本さんのいる秩父ですか。
ぜひ、よろしくお伝えください。ライヴが成功しますように』と
伝言を預かってきた。

昨日確かにお伝えできて 良かった。
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詩は、それぞれが具体的な風景や詩情に包まれて
メロデイは、タンゴや諸々の昭和の汗と声がミックスされているように私には聞こえた。
そして歌声は、渋みも加わって、澄み渡る しみじみとしたものだった。

新宿で父にねだって観た映画『海底二万哩』
あの潜水艦ノーチラス号に胸をときめかせた。
父は、これ字幕だよ(映画館によって葺き替えもやっていたと思う)と
お前にわからないだろう的に言われたが
どうしても観ると譲らなかった。
そのミニチュア片手に、森魚さんが
この映画を観た感想を語り、ベスト版にも登場するとは
親近感を抱いてしまった。


いとしの第六惑星は 特に好きになった。
列車に乗って、星空を車窓から見る
その美しさへのイマジネーション
恵みへの感謝や喜びに溢れている。

ヴァイオリン、トランペットの哀愁に満ちた音色を聞かせてくれた 武川雅寛さん
素晴らしいベースの東谷健司さんらとの競演も
とても良かった。
それにしても 飛び跳ねる躍動感
還暦を越しているとは、とても思えないパワーと繊細さ。
7つも年下の自分は、もっと躍動せなば・・・
ほら、足ひきずってるよ。
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by arthiropon | 2010-09-26 11:30 | ライヴの揺さぶり  

木村充揮 魂の絶叫ブルースを聴く 秩父ホンキートンクライブ

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昨日は暑かった。一昨日の夕方から、秩父は
入道雲が立ち上がった。
汗をかいて過ごしたが、昨夕、皆野で汗だくで歌っている男がいた。
木村充揮(きむら あつき)さん
伝説のブルース・バンド「憂歌団」のリード・ヴォーカル
(憂歌団は1998年に活動休止)で 天使のダミ声と評されている人。
私のパートナーは、大阪に住んでいた時からのファンだったらしい。
テレビで『あれが憂歌団だよ』と紹介されたが
あまりピンと来なかった。
それが、昨夜のライブハウス 秩父市皆野のホンキートンクでは
これこそブルースと感嘆したくなった。
もともと「憂歌団」は、英語のブルース・バンドを日本語に意訳した名称。
心を根こそぎ絶叫と共に、観客にぶつける木村さんの歌声は
歌っているというのを超えて 表現していると言える。
風貌は、 くしゃおじさんを童顔にしたような感じに見えるが、
表情豊かで、演奏中に陶酔したような表情を見せる。
大阪生まれということで、会話で ぼけてるのに つっこみを求めることが度々あった。
ワンダフル・・・なんや洗剤か?ニュービーズか 
演歌で・・・えんかあ? $ドルではなくて えんかあ?
しかし いつのまにか真面目な顔でギターを弾き始める。
シャイなのか、ウィスキーを飲みながら、汗だくで演奏し、歌うさまは、
彼より一歳年下の自分の絵も『出し尽くさなくてはいけない』と、自らの心の中に
繰り返し念じていた。
バンドのメンバーも素晴らしかった。ピアノ(キーボード)の宮原透さんの風貌は
名作アニメ『耳をすませば』の骨董屋の心優しいおじいさんに似ていたが
楽譜を見ない、素晴らしい演奏だった。
サックスの横山貴生さんの達者な演奏、喜田昌和さんの心地よいドラム、
石井孝宏さんは一番若いと見えたが、テンポのあるベースの響きは、全体を落ち着かせた。
アンコールが鳴り止まず、2回も演奏してくれて、テネシーワルツで終わった。
CDを購入して、快くサインをしてくださって話もしていただいた。
誘ってくださったホンキートンクのオーナー鈴木さんに、感謝している。
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by arthiropon | 2009-06-13 09:27 | ライヴの揺さぶり  

エリック・クラプトン我がギター道・武道館ライブ2009

武道館に行くのは、かなり久しぶりだ。しかも音楽を聴くなんて。
おそらく40年近く前に、亡き父の親友 岡崎さんの息子さんの剣道の試合を
見に行ったとき以来だ。2009年2月19日 クラプトン18度目の来日公演
私のパートナーの洋子は彼の大ファンで、武道館ライブにも女学生の頃から来ていたそうだ。
今回、彼女と聴けて良かった。ただ、音響は とても悪いと感じた。音がこもってしまう。
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エリック・クラプトンのギターは、エレキ、アコーステイック共に、美しい音色と奥行きの在る響きで
私たちを魅了した。実感したのは、コンサートのために演奏しているのではないということ。
ギターは、彼の生き様であり、言葉であり、道なのだと・・。
無駄なことは 一切語らず、味のある歌声と、千の言葉以上の演奏と
サンキュー、どうも、どうもありがとう の『挨拶』のみ。
話ばかりが多く、漫談かコンサートかわからない女性JAZZシンガーもいる。
彼女のキャラだろうが、本当に聴きたい人への大きな勘違いをしている。

エリックのことは、私の高専時代の友人のバンドが興奮して語っていた。
イギリスのロックバンド・クリーム(Cream)は最高!なかでもギターはカミワザ!
それが彼だったわけだ。
アイ・ショット・ザ・シェリフ や レイラ や ワンダフォー・トウ・ナイト などの有名曲だけでなく
新しいナンバーなど、ずっと続けている我がギター道のさわやかさを痛感した。
薬物やアルコール依存症、交通事故、胃潰瘍、親友の妻との結婚と離婚、初めての子供の転落死
多くの苦しみの沼から這い上がり、美を弦に代えて、多くの人を癒す。
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by arthiropon | 2009-02-21 12:57 | ライヴの揺さぶり  

ホンキートンクで上田正樹のライヴ

昨夜、初めてホンキートンクという秩父市皆野町のライヴハウスに入った。
8年目に秩父に来たときから、ここの前の道は時折通っていたが
店が開いているのを見たことが無かった。
いつだったか、秩父番場町にあるリーベで偶然、当時のママから
ホンキートンクのオーナー、鈴木さんを紹介された。
彼は現在、ミューズパーク音楽堂の窓口になっているため、ライヴの時だけ店を開けるそうだ。
懇意にしていただいているアテフ・ハリムさんのコンサートで、音楽堂に行ったとき
会場に『上田正樹LIVE』のポスターが貼ってあり、チケットを申し込んだ。
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満席の会場は熱気に包まれ、上田正樹の登場で頂点に達した。
骨太で血の通ったステージは、音楽という言葉で生々しいメッセージを伝え合う場となった。
(悲しい色やね=上田正樹)というイメージで見ている人が多いと思うが・・私もそうだった
最近 お宅訪問的な番組を偶然テレビで見て、いい感じの叔父さんになったななどと
勝手な印象を失礼ながら持っていたのだが・・・ まったく吹き飛んだ。
アイエヌジーのビッグだった。小さな四角い型にではなく 
アジアに、地球的に活動していて
声もステージも とてもみずみずしく、私の持病の頚椎の痛みを洗ってくれるようだった。

上田さんの昨日語ったことで印象に残ったのは
『2004年のスマトラ沖地震津波で、アジア全体が悲しみに打ちひしがれているときに
明らかに日本人観光客とわかる人間が、ラジカセで大きな音でサザンの"TSUNAMI"を
流しながら、その地を歩いていた。私は実感した・・日本人は世界の中で 本当に大切なものを失ってしまった!いったいいつからそんな見下げ果てた国になってしまったのか。』

本当にその通りと感じる。岐阜に行ったとき、私の絵を観てくださった方・・長らくドイツに
住んで、小津安二郎の東京物語の上映に際して
当時のドイツ字幕のために翻訳した方・・
が言ってくれた言葉を思い出した。
『世界の中で今、日本人が一番危ないと思う。日本人に今、守っている美徳は無い。
日本人に今あるのは 金カネ金儲けの追求だけだ』
『あなたの絵は、珍しく欧米のまねや習い事でない独特のものを感じる。
文化としていつか岐阜でやってほしいですね』

ホンキートンク・・この素敵な空間を是非残してほしい。
乗りのりの竹○直人似の親父さんの暖かい激励の掛け声が楽しく
カントリー色が濃くて、変に整然とされず、私はとても好きになった。
上田さんのメッセージ、これ以上の賛辞は無い。
『世界中の様々な会場でライヴをしているからわかる・・
ホンキートンクこそがライヴハウスです。
時代に取り残されているのではない・・ここが最先端なのです。
何があってもここを忘れませんし、また来ます。鈴木のマーちゃんのおかげです。』

秩父にいま在住しているものとして、何だか誇らしい思いに包まれた。

パートナーと彼女の親友の3人で、素晴らしい夜が過ごせた。
CDに上田さんは、快く気さくにサインしてくれた。
昨年、大阪で見た濁った『悲しい色』の海
上田さんから与えられたライヴメッセージは、私の内側の『私だけが持つ熱源の炎』を
調整された弱火ではなく、沸騰させるようなものにしろよ あんた! と
言われているようだ。
ありがとう。そのようにし続けます。

ホンキートンク
場所: 秩父郡皆野町大字皆野479-13
秩父線皆野駅下車1分、駅の横の踏み切りを渡って50m、右側
ライヴ情報は こちらのホームページでご確認ください
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http://www.chichibu.ne.jp/~honky/index.html
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by arthiropon | 2008-06-29 13:30 | ライヴの揺さぶり