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ホンキートンクで上田正樹のライヴ

昨夜、初めてホンキートンクという秩父市皆野町のライヴハウスに入った。
8年目に秩父に来たときから、ここの前の道は時折通っていたが
店が開いているのを見たことが無かった。
いつだったか、秩父番場町にあるリーベで偶然、当時のママから
ホンキートンクのオーナー、鈴木さんを紹介された。
彼は現在、ミューズパーク音楽堂の窓口になっているため、ライヴの時だけ店を開けるそうだ。
懇意にしていただいているアテフ・ハリムさんのコンサートで、音楽堂に行ったとき
会場に『上田正樹LIVE』のポスターが貼ってあり、チケットを申し込んだ。
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満席の会場は熱気に包まれ、上田正樹の登場で頂点に達した。
骨太で血の通ったステージは、音楽という言葉で生々しいメッセージを伝え合う場となった。
(悲しい色やね=上田正樹)というイメージで見ている人が多いと思うが・・私もそうだった
最近 お宅訪問的な番組を偶然テレビで見て、いい感じの叔父さんになったななどと
勝手な印象を失礼ながら持っていたのだが・・・ まったく吹き飛んだ。
アイエヌジーのビッグだった。小さな四角い型にではなく 
アジアに、地球的に活動していて
声もステージも とてもみずみずしく、私の持病の頚椎の痛みを洗ってくれるようだった。

上田さんの昨日語ったことで印象に残ったのは
『2004年のスマトラ沖地震津波で、アジア全体が悲しみに打ちひしがれているときに
明らかに日本人観光客とわかる人間が、ラジカセで大きな音でサザンの"TSUNAMI"を
流しながら、その地を歩いていた。私は実感した・・日本人は世界の中で 本当に大切なものを失ってしまった!いったいいつからそんな見下げ果てた国になってしまったのか。』

本当にその通りと感じる。岐阜に行ったとき、私の絵を観てくださった方・・長らくドイツに
住んで、小津安二郎の東京物語の上映に際して
当時のドイツ字幕のために翻訳した方・・
が言ってくれた言葉を思い出した。
『世界の中で今、日本人が一番危ないと思う。日本人に今、守っている美徳は無い。
日本人に今あるのは 金カネ金儲けの追求だけだ』
『あなたの絵は、珍しく欧米のまねや習い事でない独特のものを感じる。
文化としていつか岐阜でやってほしいですね』

ホンキートンク・・この素敵な空間を是非残してほしい。
乗りのりの竹○直人似の親父さんの暖かい激励の掛け声が楽しく
カントリー色が濃くて、変に整然とされず、私はとても好きになった。
上田さんのメッセージ、これ以上の賛辞は無い。
『世界中の様々な会場でライヴをしているからわかる・・
ホンキートンクこそがライヴハウスです。
時代に取り残されているのではない・・ここが最先端なのです。
何があってもここを忘れませんし、また来ます。鈴木のマーちゃんのおかげです。』

秩父にいま在住しているものとして、何だか誇らしい思いに包まれた。

パートナーと彼女の親友の3人で、素晴らしい夜が過ごせた。
CDに上田さんは、快く気さくにサインしてくれた。
昨年、大阪で見た濁った『悲しい色』の海
上田さんから与えられたライヴメッセージは、私の内側の『私だけが持つ熱源の炎』を
調整された弱火ではなく、沸騰させるようなものにしろよ あんた! と
言われているようだ。
ありがとう。そのようにし続けます。

ホンキートンク
場所: 秩父郡皆野町大字皆野479-13
秩父線皆野駅下車1分、駅の横の踏み切りを渡って50m、右側
ライヴ情報は こちらのホームページでご確認ください
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http://www.chichibu.ne.jp/~honky/index.html
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by arthiropon | 2008-06-29 13:30 | ライヴの揺さぶり