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『劒岳 点の記』が伝える 何のために ということ

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かねてから映画館で見たいと思っていたのだが
上映期間の短さと、近くの映画館で上映する時間枠が
都合と合わずに見れなかった。
今日、ようやくDVDで何度か鑑賞した。
そして、素晴らしかった。

1906年(明治39年)、軍の命令によって
実際に剱岳への登頂と測量を行った
柴崎芳太郎と宇治長次郎以下、日本の地図を作る・・点の記作成のために
命を懸けた人々の勇気と志を描いた大作。

印象に残った台詞

人は 何をしたか ではなく
何のためにしたか が大事なんだ。

実際に初登頂した修行者は、ただ印を残して騒がずに
ひっそりと生涯を終える

そのことに感銘を受けた柴崎は
心の中でこう感じた・・・

何にも囚われず
心のままに・・・

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彼の恩師である先輩、古田盛作が書いた
彼への手紙

柴崎が 測量のために登る意味を
自分がしていることの意味を見失っていたときに
読んだ手紙

正確に測量することで
自分がどこにいるかが分かり
自分が日本人のどこに立っているかがわかり
しいては
それは、自分が何者かを知ることになる。

素晴らしいメッセージだ。

軍は、前人未到でなければ意味が無いと
修行者に先を越されたような登頂は恥だとさえ言う。


彼らは、何者にも囚われず という生き方ではなく

多く 囚われていた

何をしたかばかりしか
周囲にどう写るかしか
生きる意味を見出せない愚か者たちだった。

私は前から、撮影監督の木村大作さんが好きだった。
彼が撮影しているというだけで その映画を見たいと感じたほどだ。

CGや、小手先の映像処理大流行の世の中で
この映画を作った
木村大作監督とスタッフ、キャストに、拍手を送りたい。
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by arthiropon | 2010-02-21 19:09  

オーシャンズは人類の知恵を促す

海と海洋は未知の宇宙と紹介される。

ジャックペランが監督したドキュメンタリー映画オーシャンズは
世界に一台しかない最新ステディカムカメラでの映像を駆使して作りあげた
努力の結晶とも言うべき作品だ。

しかし誉めるべきはカメラではなく、執念とも言うべき情熱だ。

海の豊かな産物は、
人が生きて行けるだけ、
感謝を込めてなら
食べることが許されているはずだ。

ところが、私利私欲のために乱獲し、種を絶滅させたりしている。

フカヒレ料理のためにサメをとり、
尾っぽとヒレだけ切って、
泳げないサメを海に投げ込み血に染める。

恵みへの感謝や畏敬の念の微塵もない、

なんという傲慢な所業か。
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私は思った。
人類の知恵を信じたいと。
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by arthiropon | 2010-02-01 07:46