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あがた森魚 しみじみと 秩父ホンキートンクライヴ

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昔 ガロという月刊誌を よく読んでいた。
(ゲゲゲの女房では ダダ として登場する)
COMが刊行されてから
火の鳥を夢中で読んで、
ガロは、暗いイメージだったが、なぜか
毎回気になって読んでいた。

そこに『赤色エレジー』という漫画があり
その頃、ラジオでよく流れていたのが
あがた森魚さんだった。
少年時代の私には、イメージは理解できても
リアルタイム年代としての気持ちは入らなかった。
あがた森魚さんは、私より7つ年上。
でも、昨夜初めて肉声で聴いたライヴの
しみじみとした歌声は、
私の心にスウウーと
素直に入ってくれた。
本当に感じたことを作って歌っている実感があった。

実は、今回のライヴには思いがけない接点があった。

今年、2回にわたって開催した 高円寺書林
あがた森魚デラックスのポスターがかけてあり
懐かしさを感じ、ずっとがんばっているんだなあと思った。

その後、ホンキートンクの鈴木さんから
ライヴのお誘いをいただき
『ウェル亀』の教授は、彼ですよと聞いて驚いた。
毎日見ていたからだった。

さらに、先日終了した北海道釧路市ジス・イズの個展
その42年の歴史をいまだ歩み続けておられる
小林東さんオーナーから
『あがた森魚さん還暦ライヴツアーは、ここ ジス・イズから始めたいと
いうことで、彼が申し出てくれたんです。それが今度、香本さんのいる秩父ですか。
ぜひ、よろしくお伝えください。ライヴが成功しますように』と
伝言を預かってきた。

昨日確かにお伝えできて 良かった。
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詩は、それぞれが具体的な風景や詩情に包まれて
メロデイは、タンゴや諸々の昭和の汗と声がミックスされているように私には聞こえた。
そして歌声は、渋みも加わって、澄み渡る しみじみとしたものだった。

新宿で父にねだって観た映画『海底二万哩』
あの潜水艦ノーチラス号に胸をときめかせた。
父は、これ字幕だよ(映画館によって葺き替えもやっていたと思う)と
お前にわからないだろう的に言われたが
どうしても観ると譲らなかった。
そのミニチュア片手に、森魚さんが
この映画を観た感想を語り、ベスト版にも登場するとは
親近感を抱いてしまった。


いとしの第六惑星は 特に好きになった。
列車に乗って、星空を車窓から見る
その美しさへのイマジネーション
恵みへの感謝や喜びに溢れている。

ヴァイオリン、トランペットの哀愁に満ちた音色を聞かせてくれた 武川雅寛さん
素晴らしいベースの東谷健司さんらとの競演も
とても良かった。
それにしても 飛び跳ねる躍動感
還暦を越しているとは、とても思えないパワーと繊細さ。
7つも年下の自分は、もっと躍動せなば・・・
ほら、足ひきずってるよ。
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by arthiropon | 2010-09-26 11:30 | ライヴの揺さぶり