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少年の心の傷の奥描く『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

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冒頭 甘いフォーカスで
幾人もの人が
逆さに スローモーションで落ちてくるような映像に
はっとする。

911でビルから落ちたひと

爆発の犠牲になった人たち

同時多発テロ・・・・


多量の武器を製造し、投入して
外国 イラクに出向いて
フセインと言う怪物を作り
次にタリバンを打倒する戦争となって
泥沼化。

よその国で起きていたはずの憎しみが
当事者の国に
対戦相手から持ち込まれた悲劇

よその国で多数の一般の施設が破壊されて
普通の家族が犠牲になった
その武器を作り戦争の一端を担ったアメリカの

繁栄の象徴ともいえる高層ビルに
民間の飛行機で突っ込むなどという
人道無視の行為が起きてしまった。
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何が原因で 何が正しくて 何が悪い?
そんなことよりも

この酷く愚かで正当化などできない暴挙で
どれだけ深い傷を負ったのかを

壮年の目と感受性とを繊細に描き出すことで
訴えかけた作品と言えるだろう。
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なんといっても
少年オスカーを演じた素人のトーマス・ホーン

絆がいきなり断ち切られたことを
彼なりに再生し納得しようと キーをたどっていく見事な演技。

お爺さんを重厚に演じる マックス・フォン・シドーが素晴らしい。
ビオラ・デイビスも印象に残る。
トム・ハンクスやサンドラ・ブロックの暖かい演技
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スティーブン・ダルドリー監督の語り口は
大声ではなく静かに切々と 染み入るようだ。
めぐりあう時間たち でも 愛を読むひと でもそうだった。

人が肉体を滅ぼし、精神を滅ぼす戦争に
勝者も敗者もない
あるのは深く刻まれた傷と離散した心たちなのだ。
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by arthiropon | 2012-09-09 07:42 | ホームシアター  

ダークナイトライジングで爽快アン・ハサウェイ

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前作、前々作に続いて、クリストファー・ノーラン監督による
ダークなバットマンが描かれた映画。
全体的に重々しく
街の闇のみならず、
心の深淵にある葛藤や弱さという
精神的な闇も含め
それを乗り越えて初めて強くなるというテーマ設定だ。
死体を見せしめで吊り下げたり
氷の上を渡らせて死に至らしめるシーンなど
そこまでそのまま描く必要があるのかと
首をかしげたりもしたが
2時間45分を見切ったことは、演出の優を感じる。
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ロビンは、もっと若い印象が合っている気がしてしまうが
流れとしては 良くできていると思う。
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出色は、キャットウーマン演じる アン・ハサウェイだ。
派手目の顔が役柄に似合い、伸びやかな肢体と動きには
驚かされる。
カッコイイ 
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バットモービルは、空を飛ぶブルーサンダーのようになってしまったが
前作から登場し、実際に走行可能に制作されたバットポッドなるバイクは
今回さらにスケールアップ。
アン・ハサウェイが乗ると さらに爽快。

マリオン・コティヤールの悪役ぶりも見ごたえあり。
ペイン役も良かったが、なにか怖いばかりのような気がする。
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一番気になったのは
核で ゴッサムシティを全滅させて 自分たち(悪者)が支配すると
うそぶく設定に・・・
被爆していない国の発想とは こんなものなのかなと感じてしまったこと。

被爆なんて そんな簡単ではなく
汚染も何世代いも影響するもの・・・
爆発させた者たちも、食べるものさえ安全でなくなるのだ。

こういうストーリー設定が出来上がること自体
被爆という感覚は低く、ひとごとなのかなあって
感じてしまった。

全体的には とても見応えがあった。
クリスチャン・ベールも、太陽の帝国の子役から
よくここまでの役者として目が出て 本当に良かった。
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by arthiropon | 2012-09-03 20:53 | 洋画 映画館