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秩父ホンキーで染みた、ぼちぼちいこか2013

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秩父の皆野や大田で、泣いたような色の月を見る。
新鮮な卵の オレンジの黄身のような
でもなぜだか私には、哀愁を帯びて後ろ髪を引かれる思いがするのだ。
そんな皆野にあるライヴハウス、ホンキートンク...
オーナーの鈴木将晴さんが35年前に創造した
文化の灯り場。
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今夜のライヴは、上田正樹さん、有山じゅんじさんの
ぼちぼちいこか2013
染みるものがあった。
絵を描く作業は、孤独だけれど
時々どうしようもなく壁を感じる時もある・・時々と言うが
しょっちゅうかもしれない。
そんな中で、We Shall Overcome は染みた。

We shall overcome, we shall overcome,
We shall overcome someday;
いつの日か・・・

時代の風潮やメディアに左右されず、
自分を信じて裸になって生きて行こう・・そんな応援歌だ。

上田さんの第九も良かった・・
ベートーヴェンの歓喜の歌がブルースとなった。
おばあちゃん子と自認した上田正樹さんが
おばあちゃんを連れて行ってあげられなかった年末の第九への想いを込めて
歌い上げた・・圧巻だった。

有山じゅんじさんの『柿色の月』も
自分の想いやいら立ちや情けない気持ち・・
そんな裸の自分を正直に見つめた歌・・・
これも染みた。

まだ先日降った雪が溶けずに凍ったままの皆野だが
冷えた心に温かい風が吹いたのだった。
感謝。
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挽歌
個人所蔵
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by arthiropon | 2013-01-20 00:37 | ライヴの揺さぶり  

オリビエを覆した実話 マリリン七日間の恋

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あのテレビシリーズ『ドーソンズ・クリーク』の幼顔
ミシェル・ウィリアムズが
マリリン・モンローを演じるなど想像すらできなかった。
でも、ここで演じられた『王子と踊り子』のM.M.の彼女は
見事な配役だったと言える。
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私は、この映画を見るまで
モンローは
ハリウッドが作り上げたセックスシンボルだと思っていた。
いわば あやつり人形で
その中で、少しでもと演技を
リー・ストラスバーグで勉強していたんだろうと思っていた。
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俳優、女優を志す者なら
サーの称号を持ち、自分の名前のタバコさえある
ローレンス・オリビエは
神様的な存在。
映画『マラソンマン』で共演したダスティン・ホフマンは
はじめ緊張して言葉が出なかったのは有名だ。
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そんなオリビエのリングへの誘いに
演技指導の女性とマネージャーのみで乗り込んでくるマリリン

彼女の悩みは
オリビエの脚本と監督下の
彼女が演じる踊り子 エルシー・マリーナで
そんな反応を実際するとは思えないこと。

心の底からの演技をしたいのだと
演技の神様にたてつき、いらだたせる。
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不安定で純真で、周囲の時間梗塞や
仕切りに無頓着なマリリンは
やはり、ミシェル・ウィリアムズでなくては
この味が出せなかったのではと思ってしまった。
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単にセックスアピールできるということだけなら
当時M.M.でなくとも
もっときわどい注文にも平気で応じる女優は
ごまんといたはずだ。

しかし彼女の輝きは
虚飾のベールとレッテルに満ちていながら
真実と率直さを追い求めていたからこそだったのだと
気づかされるようだ。
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マリリン・モンローとローレンス・オリヴィエが共演した
1957年の映画『王子と踊子』で
助監督を務めていたコリン・クラークによる
同作の制作舞台裏を描いた著作2冊を基にした作品ということだが
演じたエディ・レッドメインも見事。
さらに、オリビエと同じように ハムレットを演じ続けた
ケネス・ブラナーは、適役だと感じた。
また、いじめられる彼女を助けるベテラン女優シビル・ソーンダイクを演じた
ジュディ・デンチが素晴らしい。
007のMから引退出来て、ほっとしているのかもしれないな。
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踊り子を演じたマリリンは
ハリウッドに踊らされていたばかりではない。
彼女『自身』の踊りの輝きは、オリビエをさえ覆す光を放っていたのに違いない。
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by arthiropon | 2013-01-11 06:52 | ホームシアター