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つやのよるの断層

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ポスターや広告を見て
色男が主人公の安っぽい映画なのかという印象があったが
全く違って、文学的な香りがする、しっとりとした映画だった。
あまりに違い過ぎるのではないか・・この広告・・。
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伊豆大島の、艶(つや)という女性の病院に
急坂をママチャリで駆け巡る男
その道には大きな山を切った断層が拡がって見える・・
私には、この断層が
この映画をすべて表しているように感じた。
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うねうねとして
ゴッホの曲線のようでもあり
人間の情念のようでもある。
艶に関わった
艶が関わった男や女の
入り混じった感情にも見える。
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テルマエとは別人の、痩せ衰えた阿部寛が好演。
共演の女優さんも良い。
ポスターでは、なぜこの中にいるのと思った(失礼)大竹さんが
病室で本当に映画全体を占める素晴らしい演技をされている。

野波麻帆さんは、とても存在感があった。
脱いだことばかりが騒がれているが
それぞれの男との会話のトーンで、引いてしまう心を
表現されていた。
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人と人は どろどろしている・・
どろどろは 不透明だが
透明よりも暖かいかもしれない
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by arthiropon | 2013-07-17 00:40 | ホームシアター  

東京家族は、実家という原点を浮き彫りにした感動作

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東京物語との比較で、様々な評論があるが
私は、山田洋二監督が構築した
東京家族を見た感想を書きます。

人に必要なのは

帰るところがある
裸になれる自分(素の自分)になれる所がある

それは
家族
実家

あるいは心の言葉
恩師
自分を本当に心配してくれる人
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諺に
遠い親戚より近くの他人 とあるが
現代社会の希薄な中にも

たとえ不器用でも
ちゃんと自分を見てくれていたんだなあと
涙する場面にでくわすかもと

そんな嬉しい勇気を与えてくれる感動作だ。

特に 妻夫木聡や
橋爪功さんと吉行和子さんが素晴らしかった。
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by arthiropon | 2013-07-08 23:21 | ホームシアター