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ライアンの娘の圧倒的な美しさ

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有楽座で、中学の時に友人2人と共に観た。
1971年日本公開だったと思う。
その後、何度かメディアで見たが、画質に満足できなかった。
DVDは、まあまあの画質・・ブルーレイが出るのを待ち望んでいる。
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まず冒頭から心を奪われるのは
圧倒的な映像の美しさ。
アラビア・・ジバコに続き、デビッド・リーン監督作品で3度目の
アカデミー撮影賞に輝いた。
もっとも、この映画の舞台になったアイルランドのディングル半島自体が
美しいのだが、登場人物の心の動きまでもとらえているような
素晴らしいカメラワークだった。
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音楽も、リーン映画ではおなじみの、モーリス・ジャール。
ロージーのテーマは、こうした映画では珍しく、歌となってシングルカットされた記憶がある。
映像とも完全にマッチしている。
LPも買って、何度繰り返し聞いたものか・・

15歳当時の自分には、ロージーが青年将校に不倫に走ることが
あまり理解できず、歳の離れた夫にも、気持ちが入らなかったが
今は、両者の葛藤や、お互いの愛情の内面が描かれていたことに
気付かされている。
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当時から、絵を描くことしか興味が無かった自分は、髪もかまわず
適当に切っていたので
最後の方で、ロージーがリンチされて髪を切られて 島を出ていくシーンを観終わって
髪なんかまた生えてくるじゃない・・切られたことで、そんなダメージを受けて
出て行かなくちゃならないのかな・・なんて
愚かな言葉を吐いたのを覚えている。女性にとって大切なことなのに・・・
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なぜ、タイトルが ロージーではなくて、ライアンという人物の娘 となっているのか・・
それがすべてのカギだと言う気がする。
独立運動の気運に揺れていたアイルランドと
ライアンの関わったこと
ロージーの結婚の失敗
それらすべてが 意味があって描かれている。
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クリストファー・ジョーンズ・・ジェームス。ディーンに似ているなあと思った。
牧師のトレバー・ハワードがとても良い。
親戚の叔父さんにそっくりなんです。
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by arthiropon | 2014-07-04 23:38 | デビット.リーン