昨夜、ユナイテッドシネマ入間で見た。
予告編のときは、ご他聞に漏れずCG満載に頼った映画でしょうくらいにしか
響かなかったのだが、
3時間近くの上映時間を感じさせない
素晴らしい爽快感が残る映画だった。
見るのではない そこにいるのだ というキャッチコピーに
うなずけるくらい、まさに22世紀の衛星パンドラでロケ撮影したような
臨場感だった。
3Dという設備の無い状態で見たが、めがね等絶対かけたくないので
2Dで充分だった。
でも、この爽快感は新次元のCGとVFXだけのためでなく
それ以上に、大地や樹木や自然界に対する畏敬の念と
人間の愛や繊細さや悲しみや怒りや愛おしさが
ストーリーに骨太に描かれているためだった。
インデイアンやアフリカ民族やベトナムなどに
くりかえす歴史・・自然を破壊し調和した先住民を追い出す 見下げ果てた行為
そうした愚かさに警鐘を鳴らし、本当に大切なものを問いかける。
ジェームズ・キャメロン監督が12年を費やしただけあるなあと感慨がある。
アバターの語源はインド神話「アヴァターラ」(神の化身)から来ているそうで
本作では、遺伝子操作で作り出された、人間とナヴィを組み合わせた肉体を指す。
パフォーマンス・キャプチャーという
全シーンが(俳優の動きをコンピューターに取り込む)技術によって作られたCGキャラクターでも
ゾーイ・サルタナが演じたネイティリは、これまでのどんなヒロインよりもタフでかっこいいのと
シガーニー・ウィーヴァーが語ったそうだが、本当にそうだ。
『ターミネーター4』で印象的だったサム・ワーシントンが好演している。