音楽file 01 フジ子ヘミング、こころを弾くピアニスト

昨夜(2001-4/29)WOWOWで、フジ子ヘミングのコンサートを放映していました。
昨年9月頃 TVの知ってるつもり で紹介され、
彼女の自伝の本を買い、読みました。

丁度私の人生の選択、会社存続の危機・
移転・私の絵画制作存続の危機・・
そして秩父への引越し・
リストラで半数近くになった会社への通勤・・
そんな時期と重なりました。

読んで魂が揺さぶられました。

お母さんとの確執、
単身ドイツでの極貧生活、
仕送りが底を尽き、一週間以上砂糖水で乗り越えたその我慢強さ、

外人居留者として周囲からの冷遇・・
そんな時、レナード・バーンスタインの楽屋へ押しかけ、
思いのたけを彼女はぶちまけた。
バーンスタインは謙遜にも、
そこで弾いてごらん と彼女のピアノを聞き、
彼女がリサイタルできるための費用いっさいを持つと約束、
宣伝も かって出た。

素晴らしい出会い・・苦労が報われるとき・・
しかし暖房費も無い冷え切った部屋と貧しい食生活からか・・
はたして、あの夢にまで見たリサイタルの数日前に、
彼女は過労からピアノの音が全く聞こえなくなる。

それから長い長い年月が過ぎ、
母親の死を乗り越え、
聴覚の回復したフジ子ヘミングの
現在の成功をもたらしたのは、
それでもピアノを弾き続けたこと と 
聴衆が世界を動かしたことだと思います。

私は泣きました、

絵を、どんなことがあっても続けて行こう、

彼女の苦労を考えれば・・と思いました。

初めて彼女の演奏・楽譜の無いピアノ演奏を聞き、
モニターの前で思わず拍手しました。

彼女にとって演奏は、なぞるものでは無く、
人生そのもの・・私の心のけん盤が叩かれていました。
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# by arthiropon | 2001-04-29 12:29 | レコードCDを聴きながら