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ダークナイトライジングで爽快アン・ハサウェイ

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前作、前々作に続いて、クリストファー・ノーラン監督による
ダークなバットマンが描かれた映画。
全体的に重々しく
街の闇のみならず、
心の深淵にある葛藤や弱さという
精神的な闇も含め
それを乗り越えて初めて強くなるというテーマ設定だ。
死体を見せしめで吊り下げたり
氷の上を渡らせて死に至らしめるシーンなど
そこまでそのまま描く必要があるのかと
首をかしげたりもしたが
2時間45分を見切ったことは、演出の優を感じる。
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ロビンは、もっと若い印象が合っている気がしてしまうが
流れとしては 良くできていると思う。
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出色は、キャットウーマン演じる アン・ハサウェイだ。
派手目の顔が役柄に似合い、伸びやかな肢体と動きには
驚かされる。
カッコイイ 
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バットモービルは、空を飛ぶブルーサンダーのようになってしまったが
前作から登場し、実際に走行可能に制作されたバットポッドなるバイクは
今回さらにスケールアップ。
アン・ハサウェイが乗ると さらに爽快。

マリオン・コティヤールの悪役ぶりも見ごたえあり。
ペイン役も良かったが、なにか怖いばかりのような気がする。
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一番気になったのは
核で ゴッサムシティを全滅させて 自分たち(悪者)が支配すると
うそぶく設定に・・・
被爆していない国の発想とは こんなものなのかなと感じてしまったこと。

被爆なんて そんな簡単ではなく
汚染も何世代いも影響するもの・・・
爆発させた者たちも、食べるものさえ安全でなくなるのだ。

こういうストーリー設定が出来上がること自体
被爆という感覚は低く、ひとごとなのかなあって
感じてしまった。

全体的には とても見応えがあった。
クリスチャン・ベールも、太陽の帝国の子役から
よくここまでの役者として目が出て 本当に良かった。

by arthiropon | 2012-09-03 20:53 | 洋画 映画館  

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