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『美しき諍い女』(La Belle Noiseuse)E・ベアールの輝く肢体

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1992年日本公開で、来日した主演のエマニュエル・ベアールが、
日本公開の映倫審査で、ヌードシーンに多くのぼかし修正が入っていることに
激怒したことを覚えている。
本当に美しいシーンが汚いものになってしまった。
描いた絵にゴミをかけられたような思いだっただろう。
だから興味はあっても、映画館で見る気にはなれず、
無修正版DVDが出たから、借りて見た。
久しぶりにまた見ての、今の私の感想である。
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監督や一般的な情報なら、ネットの巷にあふれているから
書く必要などないだろうから
自分にとってどうだったかだけ書くとしよう。
とにかく、エマニュエル・ベアールの全裸の肢体が、まばゆいばかりに輝いている。
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この画家と同様に、私は女性らしい流曲線の象徴として、お尻に魅かれる。
胸や腰もそうだが、お尻は、子供の体重を受け止めるという
女性ならでは、母体ならではの崇高さも含まれているように思うのだ。
画家の妻リズ(ジェーン・バーキン)が、彼は紳士だから大丈夫
・・顔を描きたいと言ったら断ってね と彼女に告げるシーンがある。
リズの顏が描かれた中途の絵を塗りつぶして、
マリアンヌ(エマニュエル・ベアール)のお尻の絵を描く
スランプ続きの画家フレンホーフェル(ミシェル・ピコリ)。
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とにかくたくさんのスケッチを、大きな紙や画布に描き続ける創作に
自分に不足しているダイナミックさを感じた。
大きな絵が描けない人は、小さな絵も描けない
小さな絵ばかり描いている人は、大きな絵は描けない・・
そんな私への進言を思い出した。
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by arthiropon | 2014-03-13 15:39 | ホームシアター  

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